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木工事

木工事

木造住宅を建てる場合、重要な工事は何といっても木工事です。大工が中心になって住宅の骨組みを木材で造っていくのが木工事です。土台、柱、梁、桁、小屋組み、敷居、鴨居、床下地張りなど、加工された木材を、それぞれの場所に適切にはめ込んでいき、家を形づくっていきます。
基礎が完成した後から始まり、完成引渡しまでの間、木工事は長い期間、現場での作業が続きます。木工事は大きく4段階に区分できます。

  1. 棟上(むねあげ)までの作業で、土台から柱を立ち上げ、梁や桁などの横架材をわたし、主要な骨組みを造る作業で、後に上棟式を行います。
  2. 筋かいや間柱、小屋組み、床組みを行います。
  3. 壁や天井、屋根の下地をつくり、サッシやドアを設置します。
  4. 外部では、外壁を取り付けたり、内部では断熱材を充填したり、内装の下地を造ります。

木工事の主体は大工です。大工は、家に関する限り、大概のことはできますから、サッシ枠やドア枠などの取付けも行います。内装用のドアや襖、障子など建具屋さんに製作をお願いした木製建具などは、建具屋さんが取り付けます。また、外装などにサイディングを張る場合、大工が行うこともありますが、専門のサイディング工事業者が張るケースも増えています。
大工さんがタッチしないのは、屋根工事(瓦や板金など)、タイル工事、左官工事、電気工事、給排水工事などの専門性の高い工事です。しかし、こうした工事の下地づくりには、大工が関係していますので、いい家をつくるには、木工事の良し悪しが、大変重要になってきます。

見積書の見方

木工事に該当する金額は、住宅の規模や使用材料の程度によって変化します。一般的な目安として、その割合は工事費全体の30~40%前後程度が多いようです。木工事に該当する費用項目は土台・柱・梁(以下主要構造材と表記)に代表される木材、ボート類、造作材などの材料費と、構造材の加工費(プレカットなど)、上棟費用、大工職の手間などに大別されます。
家の本体をつくる大工職の手間数は、昔に比べ減少しています。これは、工務店の作業場などで手刻みしていた主要構造材を、図面の情報をデータ化し、専門の工場で機械加工(ほほ自動的に)する「プレカット工法」が主流になったことや、均一で施工性の良い内外装材などの建材が普及したことが背景にあります。
一方、サッシ枠の取付けや外装工事(サイディング張り)なども大工職の作業範囲とする考え方もあります。見積書では大工職の「延べ人数」と「一人一日当たりの賃金」で金額を記する場合と、「建物の面積(㎡または坪)」と「単位面積当たりの単価」で記する場合があります。
大工職の必要人数は、「工事工程表」に記された大工職の作業範囲と作業日数などをもとに確認すると良いでしょう。
家の骨格となる主要構造材は多くの場合、棟上工事に合わせて、プレカット工場から現場へ搬送されます。見積書では、柱・梁などを寸法ごとに必要な数と1本当たりの値段を記した見積書と、それらを一式で記したものがあるようです。前者の見積書であれば材木の種類を変更したい場合に金額の比較がしやすいと思います。その他の材料費も数量と単価が分かれば施主にとって、見積書の内容が確認しやすいと思います。
前述したように木工事は、その規模、建物の様式、材料の程度によって大工職の必要人数や材料費が異なりますが、『積算資料ポケット版』では「木工事」、「木材」として関連情報を掲載していますので、参考としてご利用ください。

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